自分を見つめるまなざし
みなさんこんにちは。お部屋番を担当しているスタッフのひとりです。
気づけば年の瀬が近づいて、街も人も、なんだか慌ただしい雰囲気になってきたように感じます。
今年も年越しチャットが開催されますが、皆さんと一緒に、穏やかに新年を迎えられるといいなと思っています。
ぷらっとチャットは、日々こつこつと開催を続けていく中で、たくさんの人が訪れてくれる場所になりました。
ルームの様子を見ていると、一つのコミュニティとしての側面もありながら、「社会と個人の内面が交差する狭間の空間」のように思えることがあります。
日常の生活では言えないこと、どこにも吐き出せる場所がないこと、深い孤独の中で誰かと分かち合いたいこと・・皆さんが置かれている状況や立場を想像しながら、困難な社会において、死にたい気持ちも含めて率直に語れる場所の必要性を、日々考えさせられています。
一方で、管理人はときどき発言を削除したり、注意喚起を入れることがありますが、それは、この場所が社会から分断されたごく私的な場所ではなく、社会と地続きの場所であるということをふまえての対応でもあります。
自分の表現や発信、あるいは存在そのものを抑圧されてきた経験をもつ人にとって、自分の言葉で自分の気持ちや考えていることを話せる時間は、とても大切なことだと思います。
その傍で、自分が言いたいこと、ときには熱量を持って伝えたいと思うことを、相手がどう受けとるか、周囲からどんな風に見えているのか・・そのバランスの取り方は、私自身も含め難しいところだなと感じています。
自分の普通や当たり前、「相手も助かるはず」と考えるコミュニケーションを、周囲はもしかしたらドキドキしながら見ているかもしれないと、「客体としての自分」を見つめるまなざしもまた必要であることを考えたりします。
つらつらと思ったことを書きましたが、ぷらっとチャットが、これからもみんなにとって安心して過ごせる場所であってほしいなと思います。
日増しに寒さが厳しくなりますが、身体をあたたかくしてお過ごしください。
ブログを読んでくれてありがとうございます。